長きに渡る魔王軍との戦いに勝利した人間軍。
王国中が勝利に沸く中、その裏では戦後の覇権を争う火種がくすぶっていた―民から『聖女様』と呼ばれ、絶大な信頼を寄せられているフレイヤ。
その存在を脅威に感じている議会の長パンスは、自らが主宰するパーティにフレイヤを呼び
自分の伴侶になるよう迫るが、逆にその行いを糾弾されてしまう。
焦ったパンスは、フレイヤを無理矢理眠らせ、既成事実を画策する。パンスの下劣な罠により、聖女と呼ばれる乙女は、を失い人間のにされていく―▼登場人物・フレイヤ
生まれたときより、全ての厄災をその目に封じているとされる聖なる巫女。
彼女が目を開くと、世界が滅亡するといわれている。
魔王軍との戦争において、兵の旗印的な役割を果たす
彼らの心のよりどころとして常に最前線に立ち、鼓舞し続けたことで
魔王軍に打ち勝つことが出来た。
民達から神聖視されており、戦争が終わった今でもそれは変わらず
影響力を持っている。
ただ、本人はそれを望んでおらず、戦争が終わった後は人々の力になるべく、
町の教会で傷ついた者の心を癒し、神の教えを説いて皆に生きる希望を与えている。・議会
貴族たちで構成される会。
国の立法・司法・行政はすべてここで行っている。
議会で決まった事柄の最終決定役として王が存在するが、議会がうまく手の平で転がしている。・パンス
議会の長。・ヨハン
フレイヤと共に市民に神の教えを説く宣。
フレイヤとは互いに信頼し合う仲で、密かに恋心を抱いている。